なぜ著作権フリー(パブリックドメイン)にこだわるか
■なぜ著作権フリーなのか?
筆者はVisualBasicからプログラミングを始め、C++、Java、C#と移行してきた、しがないゲームプログラマーの一人ですが、
これまで自分一人(正確には一人ではありませんが)でゲームを作ってきて、痛感したことがあります…。
それは、
【ゲームは一人で作るものじゃなくって、皆で創るもの】
ということ。
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世に感動を与えるゲームは、アイディアも、シナリオも、絵・CGも、音楽も、システムでさえも、魂が込もっている。
それは、『いいゲームを作りたい』という開発者の純粋な気持ちと、ユーザとの気持ちが溶け合った時、生まれる。
しかし、最近のゲームには売り上げやもうけ重視のゲームが目立ち、あげくの果てに著作権がらみの訴訟まで起こる始末。
ゲーム開発者として、所有権(著作権など)に縛られるというのは、いかがなものか…と思う。
私もかつて、「自分が作ったゲームでひと山当てたい」と思っていたこともあった。
だけど最近のゲーム業界をみると、「まずはいいゲームを作らないと。もうけなんて後回しでいいじゃないか」と感じる。
例えば、これまで数百を超えるゲームをしてきた中で、私が人生で最も感動したゲームである、
「なんと○○○がおきあがり、なかまにしてほしそうにこちらをみている」というセリフで有名な「ドラクエ5」や
3Dのキャラを一からクリエーション出来るようなキャラクリの面白さをユーザに伝えた「ソウルキャリバー3」の開発者が、
「これは自分たちが考えたシステムだから、真似しないでね」なんて言うだろうか。
→ 言わない。言わないからこそ、真似されるほどいいものができる。
同じく、VisualStudio開発チームやEclipseプロジェクトなど、無償の開発環境を提供してくれているエンジニアが、
「これは自分たちが作ったんだから…」なんて考えているだろうか。
→ 否。「多くの開発者にとって使いやすい環境を整えたい」という気持ちでいっぱいだ。だからいいものができる。
これらの開発環境がもし有償だったら…Enterprise JavaBeans(EJB)がいい例だ。ユーザはどんどんフリーな方に流れていく。
有償のプログラムやライブラリも同じ。いくらいいものを作っても、誰も使ってくれない。
iPhoneアプリやAndroidアプリにたくさんの開発者が流れた。ついにはPSVita用ゲーム開発環境PSMStudioまでも登場した。
それらの開発環境も、ほぼ全て無償で提供されている。たとえ開発費が何十億かかろうとも…。それはなぜか。
→ 「無償で提供したら、誰かがきっといいものを作って広めてくれる」と信じているからじゃないだろうか。
そもそも、「自分だけで作ったもの」なんて、この世の中に存在するだろうか。
強いて言えば、統合開発環境、パソコン、キーボード、インターネット、電気、紙や鉛筆、アイディアでさえも、
過去の偉人たちが苦労して作ったものだし、代々受け継がれてきたものだ。全ては地球の構成要素であり、共有物。
まずはそれを使わせてもらって、面白いゲームを作る。そうしたら、お金なんて後でいくらでもついてくるよ、きっと。
そういう気持ちからじゃないと、これから世に広まる『いいゲーム』は生まれない気がする。
これからは、人類皆がクリエーターになれる時代。誰が作ったかなんて、関係ない。
みんなでつくるゲームだから、みんなが作れるようにする。全部が公共物で著作権フリー。
だから、みんなで『いいゲーム』を作ろうよ …(恥)」
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こんなポリシーのもと、私が作ったプログラムは、著作権を放棄しています。
■みんつくプロジェクト最新版の配布場所
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※基本的に、ソースコードを含めたプログラミングの日記は、はてなダイアリーの方に書いています。
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はてなブログは草案用ということで…